4 人の小児の入院患者を受け持っている日勤の看護師が、患者に付き添っている母親か…
4 人の小児の入院患者を受け持っている日勤の看護師が、患者に付き添っている母親から立て続けにナースコールを受けた。訪室の優先順位が高いのはどれか。
- ⑴ 胃腸炎の3 歳児、母親が抱っこ中に嘔吐した。gastroenteritis嘔吐後の体位や誤嚥の確認は必要ですが、薬剤の血管外漏出の恐れがある状況に比べると緊急性は低いといえます。
- ⑵ 化学療法中の7 歳児、点滴静脈内注射の刺入部が腫れた。化学療法薬の血管外漏出は組織障害を招く恐れがあり、刺入部の腫れは緊急に確認すべき所見です。
- ⑶ 急性肺炎の2 歳児、抗菌薬の点滴静脈内注射が終了した。acute pneumonia点滴が終了したことへの対応は必要ですが、薬剤漏出による組織障害のリスクに比べると優先度は下がります。
- ⑷ 鼠径ヘルニア手術後の1 歳児、ヘパリンロック中の静脈内留置針が抜けたinguinal herniaが、出血はない。留置針が抜けても出血がなければ緊急性は低く、状態確認と対応で足り、最優先とはいえません。
解説
正解は⑵です。化学療法で用いる薬剤は血管外に漏れると、周囲の組織に強い障害を及ぼすものがあり、点滴刺入部の腫れは薬液の血管外漏出を疑わせる緊急性の高い所見です。他の状況も対応は必要ですが、組織障害につながる恐れがある化学療法中の児への訪室を最優先すべきです。複数のナースコールが重なった際は、生命や組織への影響が大きい事態から対応します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成