骨折時の直達牽引の説明で正しいのはどれか。
骨折時の直達牽引の説明で正しいのはどれか。
- ⑴ 開放損傷には適さない。直達牽引は骨に直接力を伝えられるため、皮膚状態に左右されにくく、むしろ介達牽引が適さない場合に選ばれることがあります。
- ⑵ 介達牽引に比べ牽引力が弱い。直達牽引は骨に直接力を伝えるため、皮膚を介する介達牽引より強い牽引力を得られる方法です。逆の記述になっています。
- ⑶ 骨に鋼線を刺入して牽引する。直達牽引は骨に鋼線を刺入し、その鋼線に重錘などを付けて骨を直接牽引する方法です。
- ⑷ 弾性包帯を巻き直す必要がある。弾性包帯で皮膚を介して力を伝えるのは介達牽引の方法であり、直達牽引の説明ではありません。
解説
正解は⑶です。直達牽引は骨に鋼線(キルシュナー鋼線など)を刺入し、その鋼線を介して骨に直接牽引力を加える方法です。皮膚を介して力を伝える介達牽引と異なり、より強い牽引力を安全に加えられる点が特徴で、重度の骨折や成人の長管骨骨折などに用いられます。刺入部の感染予防に留意した管理が必要であり、ピンサイト部の清潔保持が看護の要点となります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成