腓骨神経麻痺のアセスメントで観察するのはどれか。
腓骨神経麻痺のアセスメントで観察するのはどれか。
- ⑴ 膝関節の屈曲膝関節の屈曲は坐骨神経系のハムストリングスの働きであり、腓骨神経の障害を示す所見ではありません。
- ⑵ 足関節の背屈腓骨神経麻痺では前脛骨筋などが麻痺し足関節の背屈ができなくなるため、この動作の観察が重要です。
- ⑶ 膝窩の知覚鈍麻膝窩の知覚は脛骨神経の領域であり、腓骨神経麻痺で確認すべき感覚障害の部位ではありません。
- ⑷ 足底の知覚鈍麻足底の知覚は脛骨神経の支配領域であり、腓骨神経麻痺では足背から下腿外側に知覚鈍麻が生じます。
解説
正解は⑵です。腓骨神経は下腿前面から外側の筋を支配し、麻痺すると足関節や足指の背屈ができなくなり下垂足を呈します。そのため足関節の背屈が可能かどうかを観察することが、腓骨神経麻痺の有無を判断するうえで重要な所見となります。感覚障害も下腿外側から足背にかけて生じるため、あわせて確認します。腓骨頭付近の圧迫を避ける体位管理も予防の観点から大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成