細菌性の肺炎と診断された慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉患者の酸素療法で正しいのpn…
細菌性の肺炎と診断された慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉患者の酸素療法で正しいのpneumonia chronic obstructive pulmonary diseasesはどれか。
- ⑴ 酸素中毒を避けるために高流量にする。COPD患者に高流量の酸素を投与すると、かえってCO2ナルコーシスを起こす危険が高まります。
- ⑵ 鼻カニューレでの最大投与量は8 L/分である。鼻カニューレでの酸素投与量は一般に6L/分程度が上限とされており、8L/分ではありません。
- ⑶ CO2 ナルコーシス予防のために酸素濃度を高くする。CO2ナルコーシスを予防するためには、酸素濃度を高くするのではなく必要最小限に抑えて管理します。
- ⑷ 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉が投与量の指標となる。経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉を確認しながら、必要最小限の酸素投与量に調整します。
解説
正解は⑷です。COPD患者は慢性的に体内の二酸化炭素濃度が高い状態に順応していることが多く、急に高濃度の酸素を投与すると呼吸中枢への刺激が弱まり、二酸化炭素が体内にたまるCO2ナルコーシスを起こす危険があります。そのため、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉を指標に低流量から慎重に酸素投与量を調整します。高流量投与やCO2ナルコーシス予防のための酸素濃度上昇はかえって危険であり、鼻カニューレでの投与量は一般に6L/分程度が上限とされています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成