A さん(80 歳、男性)は人工肛門造設術を受けて自宅に退院した。ストーマ管理の…
A さん(80 歳、男性)は人工肛門造設術を受けて自宅に退院した。ストーマ管理のため、訪問看護を週に1 回利用している。A さんは電車で隣県に住んでいる孫に会いに行きたいと希望している。A さんの外出に向けた目標で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 食物繊維を避けた食事が摂れる。食物繊維を極端に避けることは通常求められておらず、外出に向けた目標として最も適切とはいえません。
- ⑵ 装具が剝がれた場合に対処できる。外出先で装具が剝がれた際に自分で対処できることは、安心して外出するための実践的な目標です。
- ⑶ 起こりやすい皮膚障害が理解できる。皮膚障害の理解は大切な知識ですが、外出という場面に直接結びつく実践的な目標としては優先度が下がります。
- ⑷ 装具交換に必要な物品の購入先がわかる。装具の購入先を知ることは大切ですが、外出中に起こり得るトラブルへの対処ほど直接的な目標ではありません。
解説
正解は⑵です。電車で外出するなど自宅から離れた場所で長時間過ごす場合には、外出先で万一装具が剝がれたり漏れたりした場合に自分で対処できることが、安心して外出するための実践的な目標となります。食物繊維を極端に避ける必要は基本的になく、皮膚障害の理解や購入先の把握も大切な知識ですが、外出という具体的な場面で最も直接的に役立つのは、トラブルが起きたときに自分で対処できる力です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成