腹部の打診で観察するのはどれか。
腹部の打診で観察するのはどれか。
- ⑴ 鼓音腹壁を叩いた際の音の性質、たとえば腸管ガスによる鼓音は打診によって評価します。
- ⑵ 反跳痛反跳痛は腹壁を圧迫し急に離したときの痛みで、触診によって評価する所見です。
- ⑶ 筋性防御筋性防御は腹壁を圧迫したときの筋の緊張の高まりで、触診によって評価する所見です。
- ⑷ 腫瘤の硬さ腫瘤の硬さは手で触れて確認するもので、触診によって評価する所見です。
解説
正解は⑴です。腹部の打診では、指で腹壁を軽く叩いた際に返ってくる音の性質を評価します。腸管内にガスが多いと共鳴した高い音である鼓音が聞かれ、腹水や腫瘤などの液体・充実性の組織があると濁音が聞かれます。反跳痛や筋性防御は腹壁を圧迫したときの痛みや筋の緊張を評価する触診の所見であり、腫瘤の硬さも手で触れて確認する触診の所見です。したがって、これらは打診ではなく触診によって観察します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成