児は出生時間後、寝衣を着用しコットに収容された。児のバイタルサインは、体温 腋…
児は出生時間後、寝衣を着用しコットに収容された。児のバイタルサインは、体温 腋窩温!36.4 ℃、呼吸数40/分、心拍数120/分であった。また末âの冷感はあるが、チアノーゼは認めなかった。排尿、排便はない。児の頰を軽く突くと刺激の方向を向き、口を開ける動作がみられる。また、腋窩と鼠径部に胎脂が付着している。このときに必要なケアはどれか。
- ⑴ 掛け物を温めたものに交換する。腋窩温36.4℃はやや低く末梢の冷感もみられますので、温めた掛け物に交換して熱の喪失を減らす保温が必要です。
- ⑵ 口腔内吸引をする。呼吸数40/分は正常範囲でチアノーゼもなく、分泌物による呼吸の障害を示す所見はありません。不要な吸引は徐脈や粘膜の損傷を招きます。
- ⑶ 肛門刺激をする。初回の排便は生後24時間以内にみられれば正常です。生後2時間で排便がないことは異常ではなく、肛門刺激は必要ありません。
- ⑷ 沐浴をする。次の文を読み112〜114 の問いに答えよ。A さん21 歳、女性、大学生!は、人で暮らしている。友人関係のトラブルでうつ状態になり、か月前から精神科クリニックへの通院を開始した。頓用の抗不安薬を処方され不安が高まったときに服用していたが、徐々に酩酊や陶酔感を得るために服用するようになった。最近は指示された抗不安薬の量では酩酊や陶酔感が得られなくなってきたため、数日分の薬を溜めて一度に大量に服用するようになった。抗不安薬を大量に使用した翌日は大学を休むことが続いていた。胎脂は皮膚を保護し保温にも役立つため無理に洗い落としません。体温がやや低い時点での沐浴は、さらに体温を下げてしまいます。
解説
正解は⑴です。新生児の腋窩温は36.5〜37.5℃が目安とされ、36.4℃はやや低く、末梢の冷感もみられますので、体温がこれ以上下がらないように保温することが必要です。あらかじめ温めた掛け物に交換し、室温や隙間風、コットの位置を確認して、対流や伝導による熱の喪失を減らします。呼吸数と心拍数は正常範囲でチアノーゼもなく吸引の必要はなく、生後2時間で排便がないことも異常ではありません。胎脂は皮膚を守り保温にも役立つため、無理に洗い落としません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成