A 君の週間の食事内容の記録によると、野菜が不足し、高カロリーな菓子類や甘い飲…
A 君の週間の食事内容の記録によると、野菜が不足し、高カロリーな菓子類や甘い飲み物を好んで摂取していることが判明した。A 君と保護者は「食事内容を見直し、体重を減らすことが大切です」と医師から説明され、食事摂取基準のパンフレットを渡された。パンフレットには、学童期の脂質エネルギー比率% エネルギー!は20〜30 % と記載されている。A 君が診療を終えて帰宅する際、保護者は看護師に「痩せるために脂質は可能な限り % にしないとだめですね」と話した。脂質エネルギー比率% エネルギー!に関する看護師の助言で適切なのはどれか。
- ⑴ 「標準的な目標量である25 % 程度が良いですよ」目標量20〜30%の範囲の中ほどにあたる値で、成長期に必要な脂質を確保しながら適正な割合に収める助言になります。
- ⑵ 「当面は35 % くらいだとストレスがないでしょう」35%は目標量の上限を超えており、減量を目指す助言としても適切ではありません。
- ⑶ 「その通りです。 % に近づける努力をしましょう」脂質を極端に減らすと細胞膜の材料や脂溶性ビタミンの吸収に必要な栄養が不足します。成長期には避けるべき助言です。
- ⑷ 「10 % 程度で成人になるまで続けるのが効果的です」10%程度は目標量を大きく下回り、必須脂肪酸や脂溶性ビタミンの不足を招きます。成人になるまで続ける助言は不適切です。
- ⑸ 「脂質は急に減らさず、野菜の摂取で栄養を補いましょう」野菜をとることは望ましいのですが、脂質エネルギー比率について尋ねられた助言として、目標とする範囲を示していないため適切とはいえません。
解説
正解は⑴です。学童期の脂質エネルギー比率の目標量は20〜30%と示されていますので、その範囲の中ほどにあたる25%程度を目指すという助言が適切です。脂質は細胞膜の材料になり、脂溶性ビタミンの吸収にも必要で、成長期には不足させてはいけない栄養素ですから、極端に減らすことは避けなければなりません。減量では、脂質の割合を目標量の範囲に収めることと、菓子類や甘い飲み物といった余分なエネルギーを減らすことを分けて考えるよう伝えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成