入院日。A さんは明日の退院が決まった。看護師が朝食後に抗認知症薬の配薬に行く…
入院日。A さんは明日の退院が決まった。看護師が朝食後に抗認知症薬の配薬に行くと、A さんが「もう薬の時間ですか」と言った。また、自分の病室を間違えることが数回あった。A さんが退院後の在宅療養を継続するために、看護師が担当の介護支援専門員へ伝える情報で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 歩行状態歩行の状態も共有すべき情報ですが、在宅での生活を続けるための支援を組み立てるうえで中心となる情報ではありません。
- ⑵ 食事の摂取量食事の摂取量も有用な情報ですが、退院後の支援体制を検討するうえで最も重要な情報とはいえません。
- ⑶ 入院中の治療内容入院中の治療内容は必要な情報ですが、生活を支える具体的な支援を組み立てる際の中心となる情報ではありません。
- ⑷ 認知機能障害の出現状況次の文を読み103〜105 の問いに答えよ。A 君12 歳、男児!は、肥満を心配した保護者に連れられて来院した。A 君と保護者は、医師から「日の食事内容を毎日記録し、週後に再診してください」と説明された。既往歴と家族歴:特記すべきことはない。生活歴:スナック菓子などの間食を好む。時間があればポータブル型のゲーム機でサッカーゲームばかりして、就寝時刻は毎晩午前 時を過ぎる。A 君は、学校生活は楽しく思っているが朝起きられず遅刻して登校することが多い。また、運動することが嫌いなため運動の習慣はない。身体所見:身長153.0 cm 標準152.4 cm!、体重61.7 kg 標準44.1 kg!。血圧100 /60 mmHg。心音と呼吸音に異常はない。腹部は平坦、軟で、肝臓と脾臓を触知しない。服薬の時間や病室の場所の見当識に困難が現れており、1人暮らしを続けるための服薬管理や見守りの支援に直結する情報です。
解説
正解は⑷です。Aさんは服薬の時間を尋ねるなど時間の見当識に困難がみられ、自分の病室を間違えることも数回あり、認知機能障害の影響が具体的な生活の場面に現れています。1人暮らしを続けるうえで、服薬の管理や見守り、道に迷ったときの対応などの支援が必要になりますので、こうした出現の状況を介護支援専門員に具体的に伝えることが、ケアプランの見直しに直結します。他の情報も共有は必要ですが、在宅での生活を支える体制を組むうえで中心となる情報は認知機能の状況です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成