術後日、心臓リハビリテーションが開始された。A さんは「傷の痛みはありますが、…
術後日、心臓リハビリテーションが開始された。A さんは「傷の痛みはありますが、血管をつないだから安心ですね。落ちついたら、家族と温泉に行きたいです」と看護師に話した。A さんの生活指導で適切なのはどれか。
- ⑴ 「肩までお湯に入りましょう」肩まで湯につかると水圧によって心臓へ戻る血液が増え、心臓の負担が大きくなります。みぞおちくらいまでの半身浴が適しています。
- ⑵ 「お湯の温度は43 ℃以上にしましょう」43℃以上の熱い湯は血圧と心拍数を大きく上げ、心臓の負担になります。40℃前後のぬるめの湯にします。
- ⑶ 「食後時間以上経過してから入浴しましょう」食後は消化のため腹部に血流が集まっており、入浴が重なると心臓の負担が増します。1時間以上あけてから入浴します。
- ⑷ 「心筋梗塞による心不全があるので入浴は控えましょう」myocardial infarction heart failure次の文を読み97〜99 の問いに答えよ。A さん57 歳、男性!は、芳香族アミンを扱う化学工場に39 年勤務している。現病歴:ここ数か月で次第に尿の色が濃くなった。いきまないと排尿できなくなり、泌尿器科を受診し、採血および尿検査を受けた。既往歴:特記すべき点なし。生活歴:喫煙40 本/日を36 年間、焼酎120 mL の飲酒をほぼ毎日、20 年間続けている。身体所見:顔面、四肢に浮腫なし、黒色便なし、血便なし。検査所見:赤血球308 万/μL、Hb 9.9 g/dL、血清アルブミン4.2 g/dL、血清総ビリルビン0.2 mg/dL、血糖102 mg/dL、ヘモグロビンA1c¹HbA1c¼ 5.4 %。状態が安定していれば、方法を工夫して入浴できます。一律に禁じることは生活の楽しみを不必要に奪う対応になります。
解説
正解は⑶です。食後は消化のために腹部へ血流が集まっており、そこへ入浴が重なると心臓の負担が大きくなるため、食後は1時間以上あけてから入浴するよう指導します。あわせて湯の温度は40℃前後のぬるめにし、湯につかるのはみぞおちくらいまでの半身浴とし、長湯を避け、脱衣所と浴室の温度差を小さくすることが大切です。状態が安定していれば入浴を一律に禁じる必要はなく、方法を工夫して楽しみを続けられるよう支援します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成