か月後、A さんは食事を口から食べることができなくなり、かかりつけの医師から家…
か月後、A さんは食事を口から食べることができなくなり、かかりつけの医師から家族へ、そろそろ看取りの時期であり、看取りの場所を決めるように説明があった。息子たちから「父が長年住んだ家で最期まで過ごさせてあげたいと母とも話していますが、母が人でみるのは大変だと思い心配しています」と訪問看護師に話があった。このときの訪問看護師の対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 看取りまでの支援体制を説明する。訪問診療や訪問看護、訪問介護、24時間の連絡体制など在宅での看取りを支える体制を具体的に説明することで、家族は現実的に判断できます。
- ⑵ 血圧が低下したら入院が必要なことを説明する。看取りの時期に血圧が下がっても、必ず入院が必要になるわけではありません。家族の選択の幅を狭める説明になります。
- ⑶ 決定した看取りの場所は変更できないことを伝える。看取りの場所は状況や気持ちの変化に応じて何度でも見直すことができます。変更できないと伝えるのは適切ではありません。
- ⑷ かかりつけの医師と訪問看護師で治療方法を決定する。治療やケアの方針は、本人と家族の意思を中心に、医療者と話し合って決めていくものです。医療者だけで決定するものではありません。
解説
正解は⑴です。息子たちは自宅での看取りを望みながら、母親が1人で介護を担うことを心配していますので、訪問診療や訪問看護、訪問介護、24時間の連絡体制、必要時の緊急入院の手配など、在宅での看取りを支える具体的な体制を説明することが適切です。何がどこまで支えられるのかが分かることで、家族は現実的に考え、話し合って決めることができます。決めた場所は状況や気持ちの変化に応じて何度でも見直せることも、あわせて伝えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成