高齢者における感覚器の変化の特徴で正しいのはどれか。つ選べ。
高齢者における感覚器の変化の特徴で正しいのはどれか。つ選べ。
- ⑴ 高音域の聴力が保持される。聴力は高音域から先に低下していきます。高音域が保持されるという記述は逆で、高い音の聞き取りが難しくなります。
- ⑵ 痛覚の感受性が低下する。痛みを感じる感受性が低下するため、疾患があっても痛みの訴えが乏しく、発見が遅れることがあります。
- ⑶ 味覚の閾値が低下する。味覚の閾値は上昇し、濃い味でないと感じにくくなります。低下するという記述は方向が逆です。
- ⑷ 暗順応が低下する。暗順応が低下し、明るい場所から暗い場所へ移ったときに目が慣れるまで時間がかかります。夜間の転倒の危険が高まります。
- ⑸ 嗅覚は保持される。嗅覚も加齢に伴って低下し、ガス漏れや食品の腐敗に気づきにくくなります。保持されるという記述は誤りです。
解説
正解は⑵と⑷です。加齢に伴い痛みを感じる感受性は低下し、疾患があっても痛みの訴えが乏しくなるため、発見が遅れることがあります。また網膜の機能や瞳孔の反応の変化により暗順応が低下し、明るい場所から暗い場所へ移ったときに目が慣れるまで時間がかかるため、夜間の転倒の危険が高まります。聴力は高音域から先に低下し、味覚は閾値が上昇して感じにくくなり、嗅覚も低下しますので、これらは保持されるとする選択肢は誤りです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成