第〜第腰髄の障害の有無を把握するために確認するのはどれか。
第〜第腰髄の障害の有無を把握するために確認するのはどれか。
- ⑴ 輻輳反射輻輳反射は近くを見るときに両眼が内側へ寄る反射で、中脳と動眼神経が関与します。腰髄の障害を調べる反射ではありません。
- ⑵ 腹壁反射腹壁反射は腹部の皮膚をこすると腹壁の筋が収縮する反射で、おおむね胸髄の高さの障害の評価に用いられます。
- ⑶ 膝蓋腱反射膝蓋腱反射の経路は第2から第4腰髄の高さと大腿神経を通るため、この高さの障害の有無を推し測ることができます。
- ⑷ Trousseau¹トルソー¼徴候トルソー徴候は上腕を圧迫したときに手が特有の形になる所見で、低カルシウム血症を示すものです。腰髄の障害の評価には用いません。
- ⑸ Blumberg¹ブルンベルグ¼徴候ブルンベルグ徴候は腹部を押して急に離すと痛みが強まる所見で、腹膜の刺激を示します。腰髄の障害を調べるものではありません。
解説
正解は⑶です。膝蓋腱反射は、膝のお皿の下の腱をたたくと大腿四頭筋が収縮して下腿が跳ね上がる深部反射で、その反射の経路は第2から第4腰髄の高さと大腿神経を通ります。したがってこの反射を確認することで、その高さの脊髄や末梢神経の障害の有無を推し測ることができます。反射が消えている場合は末梢神経や脊髄前角の障害、逆に過度に強い場合は上位の運動ニューロンの障害を疑い、他の反射や筋力の所見とあわせて評価します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成