日本の人口動態統計の死因別死亡率の年次推移をグラフに示す。C の死因はどれか。
日本の人口動態統計の死因別死亡率の年次推移をグラフに示す。C の死因はどれか。
- ⑴ 肺 炎pneumonia肺炎は戦後大きく減少したのち高齢化に伴って増加し、その後は死因の分類の変更の影響も受けています。このグラフのCが示す推移とは異なります。
- ⑵ 老 衰老衰はいったん大きく低下したのち、2000年代以降に急激に増加して死因の上位を占めるようになりました。Cの推移に該当します。
- ⑶ 心疾患heart disease心疾患は長く死因の上位にあり、1980年代半ばに脳血管疾患を上回って第2位となりました。Cが示す推移とは異なります。
- ⑷ 脳血管疾患cerebrovascular disease脳血管疾患はかつて死因の第1位でしたが、その後大きく減少しています。Cが示す推移とは異なります。
- ⑸ 悪性新生物¹腫瘍¼malignant neoplasm悪性新生物は一貫して増加を続け、1980年代以降は死因の第1位となっています。Cが示す推移とは異なります。
解説
正解は⑵です。老衰による死亡率は、戦後しばらくは高かったものの医療の進歩とともに低下し、1980年代にもっとも低くなりましたが、2000年代以降は高齢化を背景に急激に増加し、近年は死因の上位を占めるようになっています。この、いったん下がってから再び大きく上昇するという特徴的な推移が、老衰を見分ける手がかりになります。悪性新生物は一貫して増加して第1位、脳血管疾患はかつて第1位でしたが大きく減少しており、推移の形で区別できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成