保護者による子どもへの虐待に対する外来の看護師の対応で適切なのはどれか。
保護者による子どもへの虐待に対する外来の看護師の対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 子どもの全身の観察では、保護者の同意を得る必要がある。虐待が疑われる場合、全身の観察は早期発見のために必要です。保護者の同意が得られないことを理由に観察を控えるべきものではありません。
- ⑵ プライバシー保護のため、他職種との情報共有はしない。虐待への対応は院内の多職種と関係機関の連携が不可欠です。守秘義務は虐待の通告や必要な情報共有を妨げるものではありません。
- ⑶ 子どもや保護者の発言内容や様子を記録に残す。発言の内容や様子、けがの部位や形などを解釈を加えず客観的に記録することが、通告の判断やその後の支援の根拠になります。
- ⑷ 保護者の同席のもと子どもから話を聞く。保護者が同席していると子どもは本当のことを話せません。子どもと保護者からは別々に話を聞くことが原則です。
解説
正解は⑶です。虐待が疑われる場面では、子どもや保護者が話した内容、様子、けがの部位や形、受診に至った経緯などを、解釈を加えずに客観的な事実として記録に残すことが重要です。この記録が、通告の判断や、その後の支援・法的な対応の根拠となります。あわせて、全身の観察による早期発見、子どもと保護者から別々に話を聞くこと、院内および児童相談所などの関係機関との情報共有が必要で、守秘義務は虐待の通告を妨げるものではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成