要支援の認定を受けた高齢者が、介護予防通所リハビリテーションの利用を開始した。…
要支援の認定を受けた高齢者が、介護予防通所リハビリテーションの利用を開始した。「普段からトイレに何度も行く」と頻尿を気にしている。施設にいる看護師の援助で適切なのはどれか。
- ⑴ 施設のトイレの場所を一緒に確認する。利用を始めたばかりで場所が分からないことが不安と失敗のもとになります。一緒に確認することで安心して自分でトイレに行けます。
- ⑵ 車椅子でトイレに移送する。自分で歩いてトイレに行ける段階ですので、車椅子で移送する必要はありません。かえって自立を損なうことになります。
- ⑶ 紙オムツの使用を勧める。失禁の訴えではなく、自分でトイレに行けています。紙オムツを勧めることは必要がなく、自尊心を傷つける対応です。
- ⑷ 排泄時に更衣を介助する。更衣も自分で行える段階です。できることを代わりに行うのではなく、自分で行える環境を整えることが援助になります。
解説
正解は⑴です。要支援1の認定を受けた人は日常生活をおおむね自分で送れる段階であり、この方は自分でトイレに行けています。利用を始めたばかりの施設では、トイレの場所や行き方が分からないことが不安と失敗のもとになりますので、一緒に場所を確認して安心して過ごせるようにすることが適切な援助です。あわせて水分の摂り方や排尿の間隔を聞き取り、必要なら医師の診察につなぐことも検討します。自分でできることを代わりに行う対応は自立を損ないます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成