全身麻酔下で肺切除術を受ける高齢者への説明で優先度が高いのはどれか。
全身麻酔下で肺切除術を受ける高齢者への説明で優先度が高いのはどれか。
- ⑴ 術前にベッド上で排泄の練習をすることベッド上での排泄の練習が役立つ場合もありますが、肺切除術後の合併症の予防という点では優先度が高くありません。
- ⑵ 術前に手術部看護師の訪問があること手術部看護師の訪問は不安の軽減に役立ちますが、術後の合併症を予防するための準備としては優先度が下がります。
- ⑶ 術前に深呼吸や排痰の練習をすること術後の無気肺や肺炎を防ぐため、術前から深呼吸と効果的な咳、痰の出し方を練習して身につけておくことが最も優先されます。
- ⑷ 術後に四肢の自動運動をすること四肢の自動運動は深部静脈血栓症の予防として重要ですが、肺切除術後に最も注意すべき呼吸器合併症の予防が優先されます。
解説
正解は⑶です。全身麻酔下の肺切除術では、術後に痰を出しにくくなり、無気肺や肺炎といった呼吸器の合併症が起こりやすく、呼吸の予備力が小さい高齢者ではとくに危険が高まります。これらは術後の深呼吸と効果的な咳、痰の喀出によって予防できますが、痛みのある術後に初めて習うことは難しいため、術前から深呼吸や排痰の練習を行い、方法を身につけておくことが最も優先されます。あわせて禁煙、口腔の清潔、呼吸訓練器具の使い方も指導します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成