散瞳薬を用いた眼底検査を受ける成人への説明で適切なのはどれか。
散瞳薬を用いた眼底検査を受ける成人への説明で適切なのはどれか。
- ⑴ 「角膜を観察します」眼底検査で観察するのは網膜や視神経乳頭、網膜の血管です。角膜の観察は細隙灯顕微鏡などの別の検査で行います。
- ⑵ 「検査後に抗菌薬を点眼します」眼底検査は針や器具を眼内に入れる処置ではないため、検査後に抗菌薬を点眼する必要はありません。
- ⑶ 「眼を閉じた状態で検査室に誘導します」目を閉じたまま歩かせると転倒の危険が高まります。まぶしさやぼやけがあることを説明し、介助して安全に誘導します。
- ⑷ 「点眼後30 分で散瞳薬の効果が現れます」散瞳薬は点眼してから瞳が十分に広がるまでおおむね30分ほどかかります。待ち時間があることをあらかじめ説明します。
解説
正解は⑷です。散瞳薬は点眼してすぐに効くわけではなく、瞳が十分に広がるまでにおおむね30分ほどかかりますので、点眼後は待ち時間があることをあらかじめ説明します。散瞳の効果は数時間続き、その間はまぶしさと近くの見えにくさが残るため、検査当日の自動車の運転は避けるよう伝えます。検査で観察するのは眼底、すなわち網膜や視神経乳頭、網膜の血管であり、まぶしさやぼやけによる転倒を防ぐため、移動の際は介助しながら誘導します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成