伝音性難聴について正しいのはどれか。
伝音性難聴について正しいのはどれか。
- ⑴ 加齢で増悪する。加齢に伴って進む難聴は、内耳の有毛細胞などの変化による感音性難聴です。伝音性難聴の特徴ではありません。
- ⑵ 鼓膜孔は原因となる。鼓膜の穿孔は音を内耳へ伝える経路の障害であり、伝音性難聴の原因となります。中耳炎や耳垢による閉塞も同じ機序です。
- ⑶ 内耳から中枢側の障害で発生する。内耳から中枢側の障害によって生じるのは感音性難聴です。伝音性難聴は外耳から中耳までの障害によって生じます。
- ⑷ アミノグリコシド系抗菌薬が原因である。アミノグリコシド系抗菌薬は内耳を障害して感音性難聴を起こすことがあります。伝音性難聴の原因ではありません。
解説
正解は⑵です。伝音性難聴は、音を内耳へ伝える外耳から中耳までの部分の障害によって生じる難聴で、鼓膜の穿孔、中耳炎、耳垢による閉塞、耳硬化症などが原因となります。音が伝わりにくいだけで内耳の感じる機能は保たれているため、音を大きくすれば聞き取りやすくなり、原因を治療することで改善が期待できる場合があります。一方、加齢による難聴や、内耳を障害するアミノグリコシド系抗菌薬による難聴は、内耳から中枢側の障害である感音性難聴です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成