超音波ガイド下で肝生検を受ける成人への説明で正しいのはどれか。
超音波ガイド下で肝生検を受ける成人への説明で正しいのはどれか。
- ⑴ 「検査前の絶食は不要です」検査前は通常絶食とします。不要というのは誤りで、嘔吐や偶発症への備えのためにも指示に従って食事を控えます。
- ⑵ 「検査はうつぶせで実施します」検査は通常仰臥位で行い、必要に応じて右側を少し持ち上げた体位をとります。うつぶせで実施するものではありません。
- ⑶ 「検査中は指示に合わせて息を止めてください」呼吸で肝臓が動くと針が目的の位置から外れたり血管を傷つけるおそれがあります。指示に合わせて息を止めてもらうことが重要です。
- ⑷ 「検査後すぐに歩行できます」検査後は出血を防ぐため穿刺部を圧迫し、数時間の安静を保ちます。すぐに歩行できるという説明は適切ではありません。
解説
正解は⑶です。肝生検では超音波で位置を確かめながら体表から針を刺して肝臓の組織を採取します。呼吸によって肝臓は上下に動くため、針を進める瞬間に肝臓が動くと目的の位置から外れたり血管を傷つけるおそれがあり、医師の指示に合わせて息を止めてもらうことが重要です。事前に息を止める練習をしておくと安全に行えます。検査は通常仰臥位で行い、検査前は絶食とし、終了後は出血を防ぐため穿刺部を圧迫して数時間の安静を保ちます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成