臨死期にある患者に出現する呼吸の変化で正しいのはどれか。
臨死期にある患者に出現する呼吸の変化で正しいのはどれか。
- ⑴ 過呼吸過呼吸は換気量が増える呼吸で、不安や興奮、代謝性アシドーシスなどでみられます。臨死期に特徴的な呼吸ではありません。
- ⑵ 奇異呼吸奇異呼吸は胸郭と腹部の動きが逆になる呼吸で、上気道の閉塞や呼吸筋の疲労、胸郭の損傷でみられます。臨死期の特徴的な変化ではありません。
- ⑶ Kussmaul¹クスマウル¼呼吸Kussmaul呼吸は深く大きな呼吸が規則的に続くもので、糖尿病性ケトアシドーシスなど代謝性アシドーシスの代償としてみられます。
- ⑷ Cheyne-Stokes¹チェーン-ストークス¼呼吸浅い呼吸から深くなり再び浅くなって無呼吸を挟む周期を繰り返す呼吸で、臨死期や重い心不全、脳の障害でみられます。
解説
正解は⑷です。Cheyne-Stokes呼吸は、浅い呼吸から次第に深く大きくなり、また浅くなって無呼吸を挟むという周期を繰り返す呼吸で、呼吸中枢の反応が鈍くなることで生じ、臨死期や重い心不全、脳の障害でみられます。臨死期にはこのほか、下顎を動かして息をする下顎呼吸や、分泌物が気道に残ることによる死前喘鳴も現れます。苦しそうに見えても本人の苦痛とは必ずしも一致しないことを家族に説明し、体位や口腔の保清で安楽を保つ関わりが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成