乳房温存療法で放射線治療を受ける乳癌患者への説明で適切なのはどれか。breast…
乳房温存療法で放射線治療を受ける乳癌患者への説明で適切なのはどれか。breast cancer
- ⑴ 「頭髪の脱毛が生じます」放射線の影響は照射した部位に限られます。乳房への照射で頭髪が抜けることはありません。全身の脱毛は抗がん薬による副作用です。
- ⑵ 「嚥下障害が予測されます」嚥下障害は食道が照射範囲に含まれる場合に問題になります。乳房への照射では通常予測される症状ではありません。
- ⑶ 「皮膚にマーキングを行います」毎回同じ範囲に正確に照射するため皮膚に印をつけます。印を消さないよう、こすらない・強く洗わないなどの注意をあわせて説明します。
- ⑷ 「同居家族への被曝に注意してください」外部照射では体内に放射性物質が残らないため、同居する家族が被曝する心配はありません。不要な不安を与える説明になります。
解説
正解は⑶です。放射線治療では、毎回同じ範囲に正確に照射する必要があるため、皮膚に照射範囲の印をつけます。この印は消さないように扱い、こすらない、強くふかない、指示された以外の外用薬を塗らないよう説明します。照射部位の皮膚は乾燥や赤み、色の変化が生じやすいため、締めつけない衣類を選び、刺激を避けて保護します。外部照射では体内に放射性物質が残らないため、家族が被曝する心配はなく、頭髪の脱毛や嚥下障害も照射部位が異なるため生じません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成