成人の心肺蘇生法における圧迫部位を図に示す。正しいのはどれか。
成人の心肺蘇生法における圧迫部位を図に示す。正しいのはどれか。
- ⑴ ①この位置は胸骨の下半分から外れており、有効な胸骨圧迫の部位ではありません。圧迫が心臓に伝わらず十分な血流が得られません。
- ⑵ ②この位置も胸骨の下半分ではありません。胸の真ん中に手のつけ根を置くという原則から外れています。
- ⑶ ③この位置は正しい圧迫部位ではありません。剣状突起に近い位置では肝臓の損傷を招くおそれもあります。
- ⑷ ④胸骨の下半分、胸の真ん中が成人の胸骨圧迫の部位です。心臓の位置に対応し、力が効率よく伝わります。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。成人の心肺蘇生における胸骨圧迫は、胸骨の下半分、すなわち胸の真ん中に手のつけ根を置いて行います。ここは心臓の位置に対応し、力が心臓に効率よく伝わる部位です。剣状突起にかかると肝臓を損傷するおそれがあり、上方にずれると圧迫が心臓に伝わらず有効な血流が得られません。両手を重ねて肘を伸ばし、垂直に体重をかけて約5cm沈むまで押し、1分間に100〜120回の速さで、圧迫の解除では胸を完全に元に戻します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成