経口薬と飲料の関係で正しいのはどれか。
経口薬と飲料の関係で正しいのはどれか。
- ⑴ テトラサイクリン系抗菌薬は、牛乳によって作用が減弱される。牛乳に含まれるカルシウムと結びついて吸収されにくくなるため、作用が弱まります。時間をずらして服用するよう指導します。
- ⑵ 非ステロイド性抗炎症薬は、炭酸飲料によって吸収速度が速まる。非ステロイド性抗炎症薬と炭酸飲料の組合せで吸収が速まるという関係は一般に知られていません。この薬では胃粘膜への影響に注意します。
- ⑶ テオフィリンは、カフェインを含む飲料によって作用が減弱される。カフェインはテオフィリンと同じ系統の物質で、併用すると作用が強まって動悸や不眠などの症状が出やすくなります。減弱するという記述は逆です。
- ⑷ カルシウム拮抗薬は、グレープフルーツジュースによって作用が減弱される。グレープフルーツジュースは薬を分解する酵素のはたらきを妨げるため、血中濃度が上がって作用が強まります。減弱するという記述は逆です。
解説
正解は⑴です。テトラサイクリン系抗菌薬は、牛乳や乳製品に多く含まれるカルシウムと結びついて吸収されにくい形になるため、いっしょに飲むと吸収が低下して効果が弱まります。そのため牛乳や制酸薬、鉄剤との同時服用は避け、時間をずらすよう指導します。他の選択肢は作用の向きが逆で、テオフィリンはカフェインとの併用で作用が強まり、カルシウム拮抗薬はグレープフルーツジュースで代謝が妨げられて血中濃度が上がり作用が強まります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成