入院して間もない片麻痺がある患者から「着替えがうまくできない。ひとりでできるよう…
入院して間もない片麻痺がある患者から「着替えがうまくできない。ひとりでできるようになりたい」と訴えがあった。最初に行う看護師の対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「繰り返し練習しましょう」どこでつまずいているのかを把握しないまま練習を促す言葉であり、効果的な支援になりません。まず動作を観察することが先です。
- ⑵ 「できないところは手伝います」必要な部分を手伝うことは大切ですが、ひとりでできるようになりたいという希望に対しては、まずどこまで自分でできるかを評価することが先になります。
- ⑶ 「着替えるところを見せてください」実際の動作を見せてもらい、どの工程でつまずいているのかを把握することが最初の段階です。そのうえで具体的な工夫を一緒に考えます。
- ⑷ 「着替えのパンフレットを参考にしましょう」資料による情報提供は役立ちますが、本人の残っている機能に合った方法を考えるには、まず実際の動作の観察が必要です。
解説
正解は⑶です。「ひとりでできるようになりたい」という希望に応えるためには、まず実際の着替えの動作を見せてもらい、どの工程のどこでつまずいているのかを具体的に把握することが最初の段階になります。麻痺のある側の袖を通す動きなのか、ボタンなのか、座位の安定なのかによって、必要な工夫も自助具も変わってきます。動作を観察して評価したうえで、着る順序の工夫や環境の調整、自助具の導入などを一緒に考えていくと、自立に向けた具体的な支援ができます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成