創傷の治癒過程でマクロファージによる貪食が行われるのはどれか。
創傷の治癒過程でマクロファージによる貪食が行われるのはどれか。
- ⑴ 出血・凝固期出血・凝固期は血小板が集まりフィブリンによって止血が図られる段階です。マクロファージによる貪食が中心となる時期ではありません。
- ⑵ 炎症期炎症期には好中球に続いてマクロファージが集まり、壊れた組織や異物を貪食して創内を清掃し、次の段階を促すサイトカインを放出します。
- ⑶ 増殖期増殖期は線維芽細胞がコラーゲンをつくり、毛細血管が新生して上皮化が進む段階です。貪食が中心となる時期ではありません。
- ⑷ 成熟期成熟期はコラーゲンが再構築されて瘢痕が強くなっていく段階です。貪食が中心の時期ではありません。
解説
正解は⑵です。創傷の治癒は、出血・凝固期、炎症期、増殖期、成熟期という段階を経て進みます。炎症期では、まず好中球が集まって細菌を貪食し、続いてマクロファージが集まって壊れた組織や異物、寿命を終えた好中球を貪食して創の内部を清掃します。あわせてマクロファージはサイトカインや成長因子を放出し、線維芽細胞や血管の新生を促して次の増殖期へつなげます。この時期には発赤・熱感・腫脹・疼痛といった炎症の徴候がみられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成