インスリン療法で正しいのはどれか。
インスリン療法で正しいのはどれか。
- ⑴ 毎回同じ部位に注射する。同じ部位に繰り返し注射すると硬結や皮下脂肪の変化が起こり、インスリンの吸収が不安定になります。部位を少しずつずらして注射します。
- ⑵ 有害事象は低血糖である。低血糖はインスリン療法で最も注意すべき有害事象です。冷汗や動悸、手のふるえなどの症状に早く気づき、ブドウ糖を摂取できるようにしておきます。
- ⑶ 就寝前は超速効型製剤を使用する。就寝前に用いるのは主に持効型や中間型の製剤です。超速効型は食直前に用いるもので、就寝前に使うと夜間の低血糖の危険があります。
- ⑷ 型糖尿病の治療法として必須である。type 2 diabetes mellitus2型糖尿病では食事療法・運動療法と経口薬が基本で、必要に応じてインスリンを用います。必須の治療法とされるのは1型糖尿病です。
解説
正解は⑵です。インスリン療法で最も注意すべき有害事象は低血糖で、冷汗、動悸、手のふるえ、脱力感などの症状が現れ、進むと意識障害に至ります。食事が遅れたときや量が少なかったとき、運動量が多かったときに起こりやすいため、患者にはブドウ糖を携帯し、症状に気づいたら早めに摂取するよう指導します。注射部位は硬結や吸収の変化を避けるため毎回少しずつずらし、製剤は作用の発現と持続の違いに応じて食直前や就寝前など決められた時間に使用します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成