喀血を症状とする疾患はどれか。
喀血を症状とする疾患はどれか。
- ⑴ 結 核tuberculosis結核では肺の病巣が血管を侵すことがあり、喀血の代表的な原因疾患として知られています。肺癌や気管支拡張症でもみられます。
- ⑵ 胃潰瘍gastric ulcer胃潰瘍でみられるのは吐血や黒色のタール便で、消化管からの出血です。気道からの出血である喀血ではありません。
- ⑶ 大腸癌colon cancer大腸癌でみられるのは下血や便に混じる血液です。気道からの出血ではないため喀血は生じません。
- ⑷ 敗血症sepsis敗血症は感染に対する反応により臓器の障害が生じる状態で、喀血を特徴とする疾患ではありません。
解説
正解は⑴です。喀血は気管・気管支や肺からの出血が咳とともに口から出るもので、明るい赤色で泡が混じり、咳に伴って出るという特徴があります。結核では肺の病巣が広がって血管を侵すことがあり、喀血の代表的な原因疾患として知られています。ほかに肺癌や気管支拡張症でもみられます。消化管からの出血が口から出る吐血とは区別が必要で、吐血は暗赤色から黒褐色で、嘔吐に伴い食物残渣が混じることが多いという違いがあります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成