妊娠初期の感染で児に難聴が生じる可能性が高いのはどれか。
妊娠初期の感染で児に難聴が生じる可能性が高いのはどれか。
- ⑴ 水 痘varicella妊娠中の水痘の感染では、皮膚の瘢痕や四肢の低形成、眼の異常などを特徴とする先天性水痘症候群が知られています。難聴が代表的な症状ではありません。
- ⑵ 風 疹rubella妊娠初期の風疹の感染では先天性風疹症候群を生じることがあり、難聴、先天性心疾患、白内障が代表的な症状として知られています。
- ⑶ 麻 疹measles妊娠中の麻疹の感染は流産や早産の危険を高めますが、児に難聴を生じることを特徴とする先天異常の症候群は知られていません。
- ⑷ 流行性耳下腺炎mumps流行性耳下腺炎は出生後の罹患で片側の難聴を残すことがありますが、妊娠初期の感染により児に難聴を生じる代表的な疾患ではありません。
解説
正解は⑵です。妊娠初期に妊婦が風疹に感染すると、ウイルスが胎児に感染して先天性風疹症候群を生じることがあり、難聴、先天性心疾患、白内障が代表的な三つの症状として知られています。妊娠の早い時期の感染ほど障害の危険が高くなります。予防には妊娠前の予防接種が重要で、妊娠中は生ワクチンを接種できないため、抗体価の低い場合は出産後の接種と、家族を含めた周囲の人の接種による予防が大切になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成