入院週、A さんは自宅への退院を目指し、回復期リハビリテーション病棟へ転棟する…
入院週、A さんは自宅への退院を目指し、回復期リハビリテーション病棟へ転棟することになった。A さんは、座位姿勢での右側への傾きが徐々に改善され、食事や作業療法の時間は車椅子での座位保持が可能になってきた。A さんは看護師の介助で車椅子に移乗が可能となり、車椅子でトイレに移動できるようになった。看護師はA さんのADL の拡大を目標に、看護計画を修正することにした。障害高齢者の日常生活自立度 寝たきり度!判定基準における評価で、A さんの生活状況はどれか。
- ⑴ ランクJランクJは生活自立の区分で、何らかの障害があっても日常生活はほぼ自立し、独力で外出できる状態です。介助で移乗しているAさんには当たりません。
- ⑵ ランクAランクAは屋内での生活は概ね自立しているが介助なしには外出しない準寝たきりの状態です。移乗に介助を要するAさんの状況とは異なります。
- ⑶ ランクB屋内の生活に介助を要し日中もベッド上が主体であるが座位を保てる段階で、介助により車椅子へ移乗して食事や排泄を行える状態が含まれます。
- ⑷ ランクC次の文を読み106〜108 の問いに答えよ。A ちゃん 歳か月、女児!は、午前 時ころ、ポータブル型のゲーム機用の直径10 mm のボタン型電池を誤飲し、午前10 時に両親に付き添われ外来を受診した。看護師がA ちゃんを観察すると、機嫌は良くバイタルサインも安定していた。Aちゃんに成長や発達の遅れはない。待合室にはA ちゃんの他に人の患児が診察を待っていた。それぞれは以下のとおりである。B 君 歳か月、男児!:今朝、カーペットの敷かれたフロアで歩行中に転倒。バイタルサインは正常、顔色良好。母親に抱っこされて遊んでいる。C ちゃん 歳、女児!:体温39.5 ℃、呼吸数23/分、脈拍100/分、鼻汁多量、機嫌良好、顔色良好。D 君 か月、男児!:自宅で痙攣したため受診。初めての痙攣で、分間継続したが、受診時には止まっている。待合室にて回の嘔吐。体温38.7 ℃。声かけで開眼するが、すぐにうとうとする。ランクCは1日中ベッド上で過ごし、排泄・食事・着替えに介助を要する状態です。座位保持や車椅子への移乗ができるAさんとは異なります。
解説
正解は⑶です。障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準のランクBは、屋内での生活に何らかの介助を要し、日中もベッド上の生活が主体であるものの座位を保てる状態で、車椅子に移乗して食事や排泄をベッドから離れて行える段階が含まれます。Aさんは看護師の介助で車椅子に移乗し、車椅子でトイレへ移動でき、座位保持も可能になっていますので、この段階に該当します。座位を保てない状態はランクC、屋内が概ね自立している状態はランクAとして区別されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成