このとき、訪問看護師が転倒予防のために収集する情報として最も適切なのはどれか。
このとき、訪問看護師が転倒予防のために収集する情報として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 服薬の状況服薬の状況は降圧薬によるふらつきなどの把握に役立ちますが、杖歩行の安定を直接左右する情報ではありません。転倒予防のためにまず集める情報としては優先度が下がります。
- ⑵ 食事の摂取量食事の摂取量は栄養状態や体力の把握に必要な情報ですが、転びそうになった状況を直接説明するものではありません。
- ⑶ 右上下肢の筋力麻痺のない右側の上下肢の筋力は、体重を支え杖を安定して使うための要になります。低下していれば転倒の危険が高まるため、最も適切な情報です。
- ⑷ 他者との交流の頻度他者との交流の頻度は社会参加や孤立の把握に役立つ情報ですが、歩行の安定性や転倒の危険を直接示すものではありません。
解説
正解は⑶です。Aさんは左半身に麻痺があり4点杖で歩いていますので、体重を支え、杖を安定して使うためには麻痺のない右側の上下肢の筋力が要になります。この筋力が落ちていれば、歩行中の姿勢の崩れを立て直せず転倒につながりますから、転倒予防の情報として右上下肢の筋力の把握が最も適切です。あわせて実際の歩行の様子や履物、屋外の段差なども確認します。他の選択肢は健康管理や生活の把握には必要ですが、転びそうになった状況を直接説明する情報ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成