伝えたいことがあるにも関わらず、ろれつが回らず正しく発音することが困難になるのは…
伝えたいことがあるにも関わらず、ろれつが回らず正しく発音することが困難になるのはどれか。
- ⑴ 喚語困難喚語困難は、言いたい語が思い出せず出てこない失語の症状です。発音そのものが不明瞭になる状態とは異なります。
- ⑵ 構音障害構音障害は発声・発語にかかわる筋の運動が障害されるもので、内容は思い浮かんでいるのにろれつが回らず正しく発音できなくなります。
- ⑶ 吃 音吃音は語頭の音の繰り返しや引き伸ばし、つまりがみられる話し方の障害で、発音そのものが不明瞭になる構音障害とは区別されます。
- ⑷ 錯 語錯語は、意図した語が別の語や音に置き換わってしまう失語の症状です。発音の不明瞭さを指すものではありません。
- ⑸ 嗄 声嗄声は声帯の障害などにより声がかすれる状態で、声の質の変化です。音を正しくつくれない構音の障害とは異なります。
解説
正解は⑵です。構音障害は、発声や発語にかかわる筋の動きが障害されて、言いたい内容は思い浮かんでいるのに正しく発音できず、ろれつが回らない、話がはっきりしないという状態になるものです。脳血管障害や神経・筋の疾患で生じ、言葉の意味の理解や語を思い出す働きは保たれている点が失語との違いです。援助としては、ゆっくり短く話してもらう、聞き返しを恐れず確認する、必要に応じて文字や絵などの代替手段を用いることが有効です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成