Ⅱ型アレルギーで起こる疾患はどれか。
Ⅱ型アレルギーで起こる疾患はどれか。
- ⑴ 糸球体腎炎glomerulonephritis急性糸球体腎炎は免疫複合体が糸球体に沈着して起こるもので、一般にⅢ型アレルギーとして分類されます。Ⅱ型の代表的な疾患ではありません。
- ⑵ 関節リウマチrheumatoid arthritis関節リウマチは免疫複合体が関与するⅢ型アレルギーとして分類されることが多く、Ⅱ型の代表例ではありません。
- ⑶ アトピー性皮膚炎atopic dermatitisアトピー性皮膚炎はIgEが関与する即時型、すなわちⅠ型アレルギーが主体の疾患です。Ⅱ型には当たりません。
- ⑷ アレルギー性結膜炎allergic conjunctivitisアレルギー性結膜炎はIgEが関与する即時型、すなわちⅠ型アレルギーによる疾患です。Ⅱ型には当たりません。
- ⑸ 特発性血小板減少性紫斑病?ITPCidiopathic thrombocytopenic purpura血小板に対する自己抗体が結合し、主に脾臓で血小板が破壊されて減少します。自己の細胞が抗体により壊されるⅡ型アレルギーの代表的な疾患です。
解説
正解は⑸です。Ⅱ型アレルギー(細胞障害型)は、自己の細胞の表面にある抗原に抗体が結合し、補体の活性化や食細胞のはたらきによってその細胞が壊される反応です。特発性血小板減少性紫斑病では血小板に対する自己抗体が結合し、主に脾臓で血小板が破壊されて血小板数が減少し、点状出血や紫斑がみられます。Ⅰ型は即時型のアレルギー、Ⅲ型は免疫複合体が組織に沈着して起こる反応で、それぞれ機序が異なりますので整理して覚えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成