避難所生活において、身体活動が低下し続けている高齢者に最も起こりやすいのはどれか…
避難所生活において、身体活動が低下し続けている高齢者に最も起こりやすいのはどれか。
- ⑴ 感 染避難所では集団生活のため感染も起こりやすいのですが、これは人が密集する環境や衛生状態によるもので、身体活動の低下から直接に生じるものではありません。
- ⑵ 脱 水脱水はトイレを控えて水分摂取を減らすことなどから起こりやすいのですが、身体活動が低下し続けていることから最も起こりやすい問題とはいえません。
- ⑶ せん妄せん妄は環境の変化や睡眠の乱れ、脱水などから起こりえますが、身体活動の低下が続いた結果として最も起こりやすいものではありません。
- ⑷ 生活不活発病disuse syndrome動かない状態が続くと筋力・関節の動き・心肺機能・意欲が低下していきます。高齢者では短期間で進行するため、避難所生活でとくに注意が必要です。
解説
正解は⑷です。生活不活発病(廃用症候群)は、動かない状態が続くことによって筋力や関節の動き、心肺機能、食欲、意欲などが低下していく状態です。避難所では、居場所が狭く横になって過ごす時間が長くなり、トイレまでの移動をためらう、役割や用事がなくなるといった事情が重なって身体活動が低下しやすく、高齢者ではとくに短期間で進行します。予防には、立つ・歩く機会を意図的につくり、役割をもってもらうことが有効です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成