精神科病院での行動制限で正しいのはどれか。
精神科病院での行動制限で正しいのはどれか。
- ⑴ 家族の同意により身体的拘束を決定する。身体的拘束の開始を判断するのは精神保健指定医です。家族の同意によって決定するものではなく、判断の主体を取り違えないようにしましょう。
- ⑵ 行動制限最小化委員会は患者の隔離の具体的な内容を決定する。行動制限最小化委員会は、行動制限の状況を把握し、制限を減らすための検討や職員への研修を行う組織です。個々の患者の隔離の具体的な内容を決定する場ではありません。
- ⑶ 12 時間を超える隔離については、精神保健指定医の判断が必要である。12時間を超えない隔離は精神保健指定医以外の医師の判断でも行えますが、12時間を超える隔離については精神保健指定医の判断が必要とされています。
- ⑷ 暴力行為があった場合は、当該患者の精神症状が落ち着くまで身体的拘束をする。身体的拘束は他に代わる方法がない場合に必要最小限の範囲で行い、要件を満たさなくなれば速やかに解除します。症状が落ち着くまで続けると決めて行うものではありません。
解説
正解は⑶です。精神科病院における隔離は、12時間を超えない場合は精神保健指定医以外の医師の判断でも行えますが、12時間を超える隔離については精神保健指定医の判断が必要とされています。身体的拘束についても、開始の判断は精神保健指定医が行います。これらの行動制限は、患者本人の医療と保護のためにやむを得ない場合に、必要最小限の範囲で行うものであり、制裁や職員の都合のために用いてはならないこととされています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成