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A 君 歳、男児!は腹痛のため来院し、ネフローゼ症候群と診断され入院した。nephrotic syndromeステロイド治療が開始され、本日が日目である。尿量の増加がみられ浮腫が軽減し、血圧は128/80 mmHg、尿蛋白袷であった。A 君に説明する必要があるのはどれか。
- ⑴ 手指衛生ステロイド治療による免疫抑制と蛋白の喪失により感染しやすい状態です。本人が自分で行える予防行動として手指衛生を説明することが大切です。
- ⑵ 床上安静浮腫が軽減し状態が改善しているため、厳しい床上安静は必要ありません。長く動かないままでいると筋力の低下や血栓のリスクが高まります。
- ⑶ 水分摂取の制限尿量が増えて浮腫も軽減しているため、水分を制限する必要はありません。浮腫や尿量減少が著しい時期に医師の指示で行うものです。
- ⑷ 蛋白質の摂取の制限現在のネフローゼ症候群の食事療法では、過度の蛋白制限は行いません。とくに成長期の小児では必要な蛋白質を確保することが重要です。
解説
正解は⑴です。ネフローゼ症候群では副腎皮質ステロイドによる治療が行われますが、この薬には免疫のはたらきを抑える作用があり、加えて尿への蛋白の漏出によって免疫にかかわる蛋白も失われるため、感染しやすい状態になります。したがって本人が自分で行える予防行動として、手指衛生の必要性を年齢に応じた言葉で説明することが大切です。すでに尿量が増えて浮腫も軽減していますので、床上安静や水分・蛋白質の制限を新たに説明する必要はありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成