脊髄造影を受ける患者への説明で正しいのはどれか。
脊髄造影を受ける患者への説明で正しいのはどれか。
- ⑴ 「検査前の食事制限はありません」検査前には絶食などの食事の制限があります。造影剤による吐き気や嘔吐に備える必要があるため、制限がないという説明は誤りです。
- ⑵ 「造影剤が硬膜外腔に注入されます」造影剤を注入するのは硬膜外腔ではなく脊髄くも膜下腔です。硬膜外腔に注入するのは麻酔などで、脊髄造影とは目的も部位も異なります。
- ⑶ 「検査後は頭痛の有無を確認します」腰椎穿刺と造影剤の影響により検査後は頭痛が起こりやすいため、頭痛や吐き気の有無を確認します。穿刺部の髄液漏や出血の観察もあわせて行います。
- ⑷ 「検査後はベッドを水平にします」検査後は造影剤が頭側へ流れないよう、上半身を高くした体位で安静を保つのが一般的です。水平にすると造影剤が頭蓋内へ移動しやすくなります。
解説
正解は⑶です。脊髄造影では腰椎穿刺を行って脊髄くも膜下腔に造影剤を注入するため、検査後は髄液の漏れや造影剤の影響による頭痛が起こりやすく、頭痛や吐き気の有無を必ず確認します。あわせて穿刺部からの髄液漏や出血、下肢の運動・感覚の変化も観察します。検査前には絶食などの食事の制限があり、検査後は造影剤が頭側へ流れないように上半身を高くした体位で安静を保つのが一般的です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成