成人の骨髄検査の刺部位を図に示す。正しいのはどれか。
成人の骨髄検査の刺部位を図に示す。正しいのはどれか。
- ⑴ ①この位置は、成人の骨髄検査で第一選択となる上後腸骨棘には当たりません。骨髄が十分に得られない、あるいは安全に穿刺できない位置です。
- ⑵ ②この位置も第一選択の上後腸骨棘とは異なります。穿刺部位は骨髄が豊富で重要な臓器から離れている場所を選ぶ必要があります。
- ⑶ ③成人の骨髄検査では上後腸骨棘が第一選択です。骨髄が豊富に得られ、重要な臓器や大血管から離れているため比較的安全に穿刺できます。
- ⑷ ④この位置は上後腸骨棘とは異なり、成人の骨髄検査で第一選択とされる部位ではありません。安全性と採取できる骨髄量の点で適しません。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。成人の骨髄検査では、上後腸骨棘(腸骨の後方でベルトの高さよりやや下、正中から左右に離れた位置)が第一選択の穿刺部位です。この部位は骨髄が豊富に得られ、心臓や大血管、肺などの重要な臓器から離れているため、比較的安全に穿刺できます。胸骨も穿刺できる部位ですが、心臓や大血管に近く、貫通した場合の危険が大きいため、成人では腸骨が優先されます。検査後は穿刺部の圧迫と止血の確認を行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成