膵頭十二指腸切除術においてドレーンを留置する場所で正しいのはどれか。
膵頭十二指腸切除術においてドレーンを留置する場所で正しいのはどれか。
- ⑴ Magendie?マジャンディーC孔マジャンディー孔は第四脳室の正中にある孔で、脳脊髄液が流れ出る部位です。腹部の手術でドレーンを留置する場所ではありません。
- ⑵ Winslow?ウインスローC孔ウインスロー孔(網嚢孔)は肝下面から膵頭部の背側に通じる部位で、液がたまりやすいためドレーンを留置し、膵液漏や出血を早期に発見します。
- ⑶ Luschka?ルシュカC孔ルシュカ孔は第四脳室の側方にある孔で、脳脊髄液に関わる構造です。腹部のドレナージを行う部位ではありません。
- ⑷ Monro?モンローC孔モンロー孔は側脳室と第三脳室をつなぐ室間孔で、水頭症などで問題になる部位です。腹部の手術とは関係がありません。
解説
正解は⑵です。膵頭十二指腸切除術では、膵臓と消化管や胆管をつなぎ合わせるため、縫合した部分から膵液や胆汁が漏れると重い合併症になります。そこで液がたまりやすい場所にドレーンを留置し、排液の量・色・性状から膵液漏や出血、感染の徴候を早期に発見します。ウインスロー孔(網嚢孔)は肝下面から膵頭部の背側に通じる部位で、代表的な留置場所の一つです。他の選択肢はいずれも脳室に関係する孔の名称で、腹部手術のドレナージとは関係がありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成