上部消化管内視鏡検査で適切なのはどれか。
上部消化管内視鏡検査で適切なのはどれか。
- ⑴ 検査前日の就寝前に緩下薬を内服する。検査前日の緩下薬の内服は、腸の内容物を排出する必要がある大腸(下部消化管)内視鏡検査の前処置です。上部消化管の検査では原則として行いません。
- ⑵ 検査の12 時間前から禁食とする。胃の中を十分に観察するため、前日の夕食後から検査までおよそ12時間の絶食が必要です。内容物が残っていると観察の妨げになり、誤嚥の危険も高まります。
- ⑶ 検査時の体位は右側臥位とする。検査時の体位は左側臥位が基本です。右側臥位では胃内の観察がしにくく、唾液が口から流れ出しにくいため誤嚥の危険も高まります。
- ⑷ 終了直後から飲食は可能である。終了直後は咽頭麻酔の効果が残っており、飲食すると誤嚥する危険があります。麻酔が切れたことを確認してから飲食を開始します。
解説
正解は⑵です。上部消化管内視鏡検査では胃の中を十分に観察する必要があるため、内容物を空にしておくことが重要で、前日の夕食後から検査までおよそ12時間の絶食をとります。検査中の体位は左側臥位が基本で、胃内が観察しやすく、唾液も口から自然に流れ出せます。終了直後は咽頭麻酔が残っており誤嚥の危険があるため、麻酔の効果が切れたことを確認してから飲食を始めます。緩下薬による前処置は大腸の内視鏡検査で行うものです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成