重症筋無力症に合併する頻度が最も高いのはどれか。myasthenia gravi…
重症筋無力症に合併する頻度が最も高いのはどれか。myasthenia gravis
- ⑴ 胸腺腫thymoma重症筋無力症では胸腺の異常が多く、胸腺過形成に次いで胸腺腫の合併がみられます。診断時に胸部CTで胸腺を評価し、胸腺摘出術が検討されます。
- ⑵ 胸膜中皮腫pleural mesothelioma胸膜中皮腫はアスベスト曝露との関連が知られる腫瘍です。同じ胸部の疾患ですが、重症筋無力症との合併が多いという関係は知られていません。
- ⑶ 甲状腺腫瘍thyroid tumor甲状腺疾患では自己免疫性のもの(バセドウ病など)が併存することはありますが、甲状腺腫瘍が高い頻度で合併するという関係は知られていません。
- ⑷ 悪性リンパ腫malignant lymphoma悪性リンパ腫は縦隔にも生じうる腫瘍ですが、重症筋無力症に高頻度で合併する腫瘍としては挙げられません。
解説
正解は⑴です。重症筋無力症は、神経筋接合部のアセチルコリン受容体などに対する自己抗体によって神経から筋への伝達が妨げられる疾患で、胸腺の異常を伴うことが多く、胸腺過形成に次いで胸腺腫の合併がよくみられます。そのため診断時には胸部CTなどで胸腺を評価し、胸腺摘出術が治療の選択肢の一つになります。他の選択肢の腫瘍は本疾患との直接の関連が知られておらず、選択肢の中で合併頻度が最も高いのは胸腺腫です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-03_04_05.html)を加工して作成