退院後週。A さんの父親から「最近、大雨や落雷、地震による被災の報道が多くて、…
退院後週。A さんの父親から「最近、大雨や落雷、地震による被災の報道が多くて、A は人工呼吸器を付けているし、弟もまだ小さいので不安です。災害に備え何をすればよいでしょうか」と訪問看護師に相談があった。訪問看護師がA さんの父親に説明する内容で優先度が高いのはどれか。
- ⑴ 非常用電源の選び方人工呼吸器は停電で換気が止まり生命にかかわるため、非常用電源の選び方と必要な確保量を決めることが最優先です。
- ⑵ 福祉避難所への移動手段避難先への移動手段の確認も必要な備えですが、移動の途中も含めて電源が確保できていなければ呼吸管理を続けられません。優先度は後になります。
- ⑶ 足踏み式吸引器の使用方法足踏み式吸引器は停電時の備えとして有用ですが、まず換気を維持する電源の確保が優先されます。
- ⑷ ハザードマップの確認方法ハザードマップの確認は避難の判断に役立ちますが、人工呼吸器を使用している場合はまず電源の確保が生命に直結します。
解説
正解は⑴です。Aさんは人工呼吸器を装着しており、停電が起こると換気が止まって生命に直接かかわります。そのため災害への備えとして最も優先度が高いのは、内部バッテリーの作動時間の確認と、発電機や大容量のポータブル電源など非常用電源をどう選び、どのくらいの時間分を用意するかを具体的に決めることです。あわせて電力会社への登録や充電の習慣づけも整えます。福祉避難所への移動手段、足踏み式吸引器の使い方、ハザードマップの確認もいずれ必要な備えですが、電源が確保できなければ在宅でも避難先でも呼吸管理を続けられません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成