内服を始めて週後、A さんは看護師に「鍵を閉めたかどうかの確認が増え、睡眠時間…
内服を始めて週後、A さんは看護師に「鍵を閉めたかどうかの確認が増え、睡眠時間が減ってつらい」と訴えている。看護師の声かけで適切なのはどれか。
- ⑴ 「主治医に薬の変更を相談しましょう」選択的セロトニン再取り込み阻害薬は強迫症状に効果が現れるまで数週から数か月を要します。2週で変更を促すのは早く、まず状態の把握が必要です。
- ⑵ 「睡眠状況を具体的に教えてください」睡眠の状況を具体的に聴き取ることで状態を正しく把握でき、必要な治療や生活の工夫、主治医との連携につなげられます。
- ⑶ 「B さんに別の部署に異動したいと伝えてみましょう」異動を提案することは看護師の役割を越えた助言であり、Aさんの負担にもなります。まず訴えの内容を具体的に把握します。
- ⑷ 「鍵を閉めたかどうか気になるときは別のことを考えましょう」別のことを考えるよう促しても強迫観念は抑えられず、できないことでかえって自責を強めます。安易な助言は避けます。
解説
正解は⑵です。Aさんは確認行為が増え、睡眠時間が減ってつらいと訴えています。まず必要なのは、何時に就床して何時に眠れているのか、確認行為にどれくらい時間がかかっているのか、日中の生活にどう影響しているのかを具体的に聴き取り、状態を正しく把握することです。そのうえで主治医と情報を共有し、必要な治療や生活の工夫につなげます。選択的セロトニン再取り込み阻害薬は強迫症状への効果が現れるまでに数週から数か月を要するため、この時期に薬の変更を促すのは早く、異動の提案や気をそらす助言も適切ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成