帝王切開術後日、午前 時、子宮底は臍下横指、硬度良好、バイタルサインは体温3…
帝王切開術後日、午前 時、子宮底は臍下横指、硬度良好、バイタルサインは体温36.9 ℃、呼吸数18/分、脈拍72/分、整、血圧110/70 mmHg であった。夜間に排ガスを認めた。A さんは「痛み止めを使用した後は眠れましたが、また痛みが出てきました。こんな状態で動けるか心配です。この後の予定を知りたいです」と話した。このときのA さんへの説明で適切なのはどれか。
- ⑴ 「入院中は毎日、タオルで身体を拭きます」清潔の方法は経過に応じて変わり、状態が整えばシャワー浴へ移行します。入院中ずっと清拭を続けるという説明は適切ではありません。
- ⑵ 「膀胱に入れている管は明日抜きます」膀胱留置カテーテルは通常術後1日目に抜去します。明日まで留置すると尿路感染の危険が高まり、離床の妨げにもなります。
- ⑶ 「今日から歩行を開始します」術後1日目は歩行を開始する時期であり、早期離床は血栓症や腸閉塞、無気肺の予防につながります。
- ⑷ 「食事は明日からです」排ガスも認められており、食事は術後1日目から開始されるのが一般的です。明日からという説明は経過と合いません。
解説
正解は⑶です。帝王切開術後1日目は、全身状態が安定していれば歩行を開始する時期です。早期離床は深部静脈血栓症と肺血栓塞栓症、腸閉塞、無気肺の予防につながるため、鎮痛薬で痛みを和らげたうえで、はじめは看護師が付き添って段階的に進めます。Aさんはバイタルサインが安定し夜間に排ガスも認めているため離床できる状態です。膀胱留置カテーテルは通常術後1日目に抜去し、食事も排ガスなどを確認して術後1日目から開始されます。清潔についても清拭に限らず、経過に応じてシャワー浴へ移行していきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成