母親への声かけで適切なのはどれか。
母親への声かけで適切なのはどれか。
- ⑴ 「検査があることは当日に説明しましょう」当日の説明では心の準備をする時間が足りません。視覚的な手がかりを使って前もって繰り返し伝えるほうが有効です。
- ⑵ 「予防接種ができるのであれば心配ありません」予防接種ができるからといって血液検査も同じとは限りません。心配ないと返すだけでは母親の不安を受け止めていません。
- ⑶ 「家でA 君に説明できる絵カードをお渡しします」家で繰り返し使える絵カードにより、A君が見通しをもてて不安が和らぎ、これまでの成功の積み重ねを生かせます。
- ⑷ 「看護師人でA 君をしっかりと抑えて採血します」人手で押さえる方法は、繰り返し説明することで抑えずに受けられるようになった本人の力を損ない、医療への恐怖を強めます。
解説
正解は⑶です。A君は自閉スペクトラム症があり、繰り返し説明することで予防接種を抑制なしに受けられるようになった経過があります。この成功の積み重ねを生かし、家で母親がA君に見せながら説明できる絵カードを渡すことが、見通しをもたせて不安を和らげるプレパレーションとして適切です。当日の説明では準備の時間が足りず、予防接種ができるから心配ないと伝えるのは母親の不安を受け止めていません。人手で押さえて採血する方法は、これまで積み上げてきた本人の対処する力を損ない、医療への恐怖を強めるため避けます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成