、日前からA さんは7怠感を訴え、ベッドで寝ていることが多くなった。食欲が落…
、日前からA さんは7怠感を訴え、ベッドで寝ていることが多くなった。食欲が落ちてきて、日の水分摂取量も減少した。トイレでの排尿が間に合わないことが多くなり、頻回に尿失禁するようになった。看護師がA さんの尿取りパッドの交換を介助すると尿臭が強く、色も茶褐色であった。A さんが「おしっこをするとお腹の下の方が痛い。体がだるい」と看護師に訴えたため、体温を測定すると37.5 ℃であった。看護師がA さんの状況を施設の医師に報告すると、抗菌薬を内服するように指示が出された。A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 日中に飲水を勧める。尿量を確保して細菌を洗い流すことが基本であり、夜間の失禁を避けるため日中の飲水をすすめるのが適切です。
- ⑵ 下腹部をマッサージする。下腹部のマッサージは膀胱炎の症状を和らげる効果がなく、痛みを強めるおそれがあります。行うべき対応ではありません。
- ⑶ 抗菌薬は自分で管理してもらう。発熱と倦怠感で全身状態が低下している時期です。抗菌薬は決められた期間を確実に飲み切る必要があるため、看護師が管理して内服を支援します。
- ⑷ 昼間は離床して過ごすように促す。発熱と倦怠感がある時期に離床を促すと負担が大きくなります。安静と休息を優先し、回復に合わせて段階的に離床を進めます。
解説
正解は⑴です。Aさんは水分摂取量が減り、排尿時の下腹部痛、尿臭の強い茶褐色の尿、37.5℃の発熱があり、尿路感染症が考えられます。尿量を確保して細菌を洗い流すことが治療と再発予防の基本になるため、日中にこまめに飲水をすすめることが適切です。夜間の頻尿や失禁を避けるため、水分は日中に多くとるよう配慮します。下腹部のマッサージは痛みを強めるだけで効果がなく、全身状態が低下しているため抗菌薬は看護師が確実に管理します。発熱と倦怠感がある時期は安静と休息を優先し、離床は状態の回復に合わせて進めます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成