感染症と代表的な原因ウイルスの組合せで正しいのはどれか。
感染症と代表的な原因ウイルスの組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 手足口病 ―アデノウイルスhand, foot and mouth disease手足口病の原因はコクサッキーウイルスA群やエンテロウイルス71型です。アデノウイルスは咽頭結膜熱などの原因になります。
- ⑵ 咽頭結膜熱 ―ヒトパピローマウイルスuHPVxpharyngoconjunctival fever咽頭結膜熱(プール熱)の原因はアデノウイルスです。ヒトパピローマウイルスは子宮頸癌や尖圭コンジローマに関わるウイルスです。
- ⑶ 突発性発疹症 ―コクサッキーウイルスexanthema subitum突発性発疹症の原因はヒトヘルペスウイルス6型・7型です。コクサッキーウイルスは手足口病やヘルパンギーナの原因になります。
- ⑷ 伝染性単核球症 ―Epstein-BarruEBxウイルスinfectious mononucleosis伝染性単核球症は主にEBウイルスの初感染によって生じ、発熱、咽頭痛、リンパ節腫脹、肝脾腫を示します。
- ⑸ ヘルパンギーナ ―単純ヘルペスウイルスherpanginaヘルパンギーナの原因はコクサッキーウイルスA群です。単純ヘルペスウイルスは口唇ヘルペスや歯肉口内炎の原因になります。
解説
正解は⑷です。伝染性単核球症は主にエプスタイン・バー(EB)ウイルスの初感染によって起こり、発熱、咽頭痛、頸部リンパ節の腫れ、肝脾腫、末梢血の異型リンパ球の出現を特徴とします。唾液を介して伝播するため「キス病」ともよばれます。ほかの組合せはいずれも誤りで、手足口病はコクサッキーウイルスA群やエンテロウイルス71型、咽頭結膜熱(プール熱)はアデノウイルス、突発性発疹症はヒトヘルペスウイルス6型・7型、ヘルパンギーナはコクサッキーウイルスA群が原因です。組合せで問われるため対応を整理して覚えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成