高齢者のサルコペニアの予防に関する指導内容で適切なのはどれか。
高齢者のサルコペニアの予防に関する指導内容で適切なのはどれか。
- ⑴ 読書をする。読書は身体活動を伴わないため、筋肉の量や力を保つ効果はありません。サルコペニアの予防の指導としては不適切です。
- ⑵ 飲酒をやめる。節酒は健康管理として意味がありますが、筋肉に負荷をかけないため筋肉量の維持には直接つながりません。予防の中心ではありません。
- ⑶ 塩分を制限する。塩分制限は高血圧の管理に必要ですが、筋肉量の減少を防ぐ効果はありません。過度の制限は食欲を落とし低栄養を招くおそれもあります。
- ⑷ 筋肉に負荷をかける運動をする。筋肉に負荷をかけるレジスタンス運動を続けることが、筋肉の量と力を保ちサルコペニアを予防する中心となります。
解説
正解は⑷です。サルコペニアは加齢に伴って筋肉の量が減り、筋力や身体機能が低下した状態をいいます。予防の柱は、筋肉に負荷をかける運動(スクワットや立ち座り、重錘を用いた体操などのレジスタンス運動)を継続することと、体重に応じた十分な蛋白質を含む食事をとることです。運動と栄養を組み合わせることで効果が高まります。読書は身体活動を伴わず、飲酒をやめることや塩分を制限することは健康管理として意味がありますが、筋肉の量と力を保つための直接の指導内容にはなりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成