高齢者の不眠の要因はどれか。
高齢者の不眠の要因はどれか。
- ⑴ 午前中に日光浴をする。午前中の日光浴は体内時計を整え、夜のメラトニン分泌を促して睡眠のリズムを安定させます。不眠の要因ではなく改善に役立つ習慣です。
- ⑵ 昼食後に30 分程度の午睡をする。昼食後30分程度の短い午睡は夜間の睡眠を妨げません。長すぎる午睡や夕方の睡眠は夜間の不眠につながりますが、この程度なら問題ありません。
- ⑶ 就寝直前に42 ℃以上の風呂に入る。就寝直前の42℃以上の入浴は交感神経を刺激して興奮状態を招き、深部体温も下がりにくいため入眠を妨げます。
- ⑷ 就寝前に100 mL 程度のホットミルクを飲む。就寝前の少量の温かい飲み物は心身を落ち着かせて入眠を助けます。不眠の要因にはなりません。
解説
正解は⑶です。就寝直前に42℃以上の熱い風呂に入ると交感神経が刺激されて体が興奮状態になり、また深部体温が下がるまでに時間がかかるため入眠が妨げられます。入浴は就寝の1〜2時間前に、38〜40℃程度のぬるめの湯でゆっくり行うほうが、その後の体温の下降に伴って自然な入眠を促せます。午前中の日光浴は体内時計を整えてメラトニンの分泌リズムを安定させ、昼食後30分程度の短い午睡は夜間の睡眠を妨げず日中の眠気を軽くします。就寝前の温かい飲み物も入眠を助ける工夫として適切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成