うっ血性心不全が疑われる患者が救急外来を受診した。congestive hear…
うっ血性心不全が疑われる患者が救急外来を受診した。congestive heart failureその際、12 誘導心電図検査、胸部エックス線検査に加えて行われる優先度が高い検査はどれか。
- ⑴ 冠動脈CT 検査冠動脈CT検査は造影剤を用い、腎機能や心拍の条件も必要です。心不全の急性期に最初に行う検査としては適していません。
- ⑵ 心臓超音波検査ベッドサイドで非侵襲的に心機能や弁、心腔の大きさを短時間で評価できるため、急性期の初期評価として優先度が高い検査です。
- ⑶ 心筋シンチグラム心筋シンチグラムは放射性医薬品を投与し撮影に時間を要する検査です。状態が不安定な救急の初期評価には向きません。
- ⑷ 心臓カテーテル検査心臓カテーテル検査は侵襲を伴う検査で、必要に応じて後から行われます。まず非侵襲的な検査で状態を把握します。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。心臓超音波検査は、ベッドサイドで短時間に繰り返し行える非侵襲的な検査で、心臓の壁の動き、左室駆出率、弁の状態、心腔の大きさ、下大静脈の径などを直接評価できます。うっ血性心不全が疑われる救急の場面では、心機能の低下の程度と原因をすばやく把握できるため優先度が高くなります。冠動脈CT検査と心臓カテーテル検査は造影剤や侵襲を伴い、状態が不安定な時期の初期評価には向きません。心筋シンチグラムは放射性医薬品を用い時間もかかるため、急性期に最初に行う検査ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成